みなさんはどのくらいお小遣いをもらっていますか?今回資産運用の相談窓口は、
世帯持ちの方500人を対象に「お小遣い」に関するアンケート調査を実施いたしました。
【調査概要】
・調査対象:投資に興味のある人
・調査期間:2024年5月14日~6月8日
・調査機関:自社調査
・調査方法:インターネットによる任意回答
・有効回答数:500人(女性301人/男性199人)
・回答者の年代:20代 11.6%/30代 36.8%/40代 32.6%/50代 13.6%/60代以上 5.4%
【調査結果サマリー】
・毎月3万円以下のお小遣いの人が8割近くいる
・4割近くが今のお小遣いに満足しているが、票数は割れる
・お小遣いの主な使い道は、趣味や娯楽
8割近くの方が「毎月3万円以下のお小遣い」
世帯持ちの方500名の方に「毎月のお小遣いの金額」を聞いたところ、1位は「~1万円(29.00%)」、2位は「1万5千円~2万円(13.0%)」、3位は「2万5千円~3万円(12.0%)」、4位は「1万円~1万5千円(11.6%)」、5位は「2万円~2万5千円(4.6%)」でした。
約8割近くの方が、3万円以下のお小遣いという結果となりました。
毎月お小遣いを4万円をもらっている人のほとんどが、年収800万円以上のため、年収とお小遣いは比例している場合が多いようです。
4割近くが現在のお小遣いに「満足している」
「現在のお小遣いに満足しているか」を聞いたところ、37.8%の方が「満足している」と回答しております。35.0%がどちらともいえない、27.8%が不満とのことで、かなり票数が割れているようです。年齢や年収、お小遣いの金額、生活スタイルによって満足度は人それぞれのようです。
満足 37.8%
・これといった趣味がなく、これだけのお金があれば十分に過ごすことができます(50代 男性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
・あまり物欲もないし、昼食もお弁当を作っていてお金を使うことがないので、貰えるだけ嬉しいから(20代 女性 共働き/子供あり 世帯年収351~400万円)
・大体のものは小遣いの中でやりくりできて、本当に欲しいものなどはポイ活を頑張って買う(30代 女性 専業主婦/子供なし 世帯年収1001~1500万円)
・特に使い道もなく、酒などはお小遣いとは別に用意して貰えるので大変満足な金額です。(30代 男性 共働き/子供あり 世帯年収601~700万円)
・足りないことも無いし、ある程度余裕を持って生活することができているから(50代 男性 共働き/子供あり 世帯年収1001~1500万円)
満足していると回答している方の意見として、物欲がそこまでないという声がありました。出費が少ない分、特にお小遣いに不満を感じていないようです。また、お小遣いとは別に食事代などお金をもらえる場合にも、お財布に余裕が出るため不満はないようです。
どちらとも言えない 35%
・贅沢を言えばもっと欲しいがキリがないと思っているから。また現状何とかやりくりできているのでやや十分と思う。(60代 男性 専業主婦/子供なし 世帯年収201~250万円)
・不満を言えばきりがない。子供たちもまだ小さく、これからお金もかかる。満足、不満、というより、我慢です。(50代 男性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
・子ども優先にしているので、自分に使えるお金ももっとあったらなと思うことがたまにあるからです。(30代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収201~250万円)
・足りなくはないが贅沢はできない感じなので、もう少し多いとうれしい。(40代 女性 共働き/子供なし 世帯年収701~800万円)
・高いものが欲しいときにお願いすれば買ってくれる時もあるから、金額が少なくてもまだ良いかなと思っている(20代 女性 共働き/子供なし 世帯年収601~700万円)
どちらとも言えないと回答している人では、本音を言えばお小遣いを増やしたいが実際は家計が厳しく難しいと感じているようです。特に子供がいる家庭では、教育費や将来の貯蓄のために節約していることも多いとの声がありました。また、高額な買い物の際にはお小遣いとは別に支払いをしている場合もあるようでした。
不満 27.8%
・物価が高騰していて、欲しいものが買えずに我慢することが多くなったから(20代 女性 共働き/子供あり 世帯年収601~700万円)
・交際費や接待費に結構使う必要があるのでもう少しあると良いからです。(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収401~450万円)
・仕事の時のお昼ご飯代等もこの中からやりくりしなければならないので美容や服に回すお金がないことです。(40代 女性 共働き/子供あり 世帯年収601~700万円)
・物価が上がっているのに給料が上がらないので、欲しい物を買うには足りない。(30代 女性 共働き/子供あり 世帯年収801~900万円)
・収入が少ないので小遣いも少なくなってしまう。水筒を持ち歩いたりなるべく節約するようにしているが、勤務先が遠いこともあり仕事中に摂る追加の飲料や食べる物などに小遣いが消えて行き、好きな服を買うお金まで回らない。(30代 女性 共働き/子供あり 世帯年収~200万円)
不満と回答している方で多く回答されていたのが、物価の高騰の影響でした。物価が上がっているのに、お給料やお小遣いが変わらないため、必然的にお金が足りなくなってしまっているようです。また、お小遣いの中から昼食代や交通費を支払う必要のある人も、お小遣いだけでは厳しいと感じているという意見がありました。
お小遣いの主な使い道1位は、「趣味・娯楽」
「お小遣いは主に何に使っていますか?」と聞いたところ、1位は「趣味・娯楽(25.2%)」、2位は「美容・化粧品(17.2%)」、3位は「飲み会などの交際費(13.0%)」、4位は「昼食代(11.2%)」、5位は「食事(8.0%)」、6位は「嗜好品(7.4%)」でした。
1位 趣味・娯楽
・陶芸を習っているのでその製造代や普段洋服代に充てたりしています(40代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収1501万円以上~)
・ゴルフの練習や飲み会などの会費に使っている(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収1001~1500万円)
・参考書や本を買ったり、友人との食事など。(30代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収601~700万円)
・サングラスや服ファッションや自分の趣味の自転車(40代 男性 共働き/子供なし 世帯年収801~900万円)
1位は、趣味や娯楽に使っているという結果になりました。趣味に関するお金は、なかなか家族のお金や生活費から工面することが難しいため、票数が多かった印象がありました。
2位 美容・化粧品
・自分の美容院代、コスメ代、基礎化粧品代。(30代 女性 共働き/子供あり 世帯年収1001~1500万円)
・スキンケアを買ったり、美容院、マッサージに行ったりしています。(30代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収601~700万円)
・新しい化粧品を試してみる事が好きなので化粧品を買う事に使っている。(30代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収1001~1500万円)
・美容室でのカット・カラー代や化粧品代、マツエク代で使っています。(20代 女性 共働き/子供あり 世帯年収351~400万円)
美容や化粧品に使っていると回答している人のほとんどが女性でした。特に20代~40代の層が多く、化粧品やスキンケア、美容院等だけでなく、まつげエクステやネイルサロンなど幅広くお金を使っているようです。、趣味として美容を楽しんでいる女性が多いことが分かりました。
3位 飲み会などの交際費
・友人たちとの食事や飲み会、仕事時間外の取引先相手との食事代などです(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
・職場の同僚との飲み会や趣味のサウナなどに使っている(30代 男性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
・友達とランチに行くときや飲みに行くときなどに使うことが多いです。(40代 女性 共働き/子供なし 世帯年収301~350万円)
・会社の人や友人達と飲みに行くことがあるので、それらに使うことが多いです。(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
飲み会については、特に男性の回答が多くありました。会社での付き合いや友達との飲み会でお金を使っているようです。反対に、女性に関してはランチやカフェなどの交際費として使用している場面が多いようです。
4位 昼食代
・ご飯代が1番多いです。ご飯も込の金額なので自由に使えるお金は少ないです。(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収701~800万円)
・ちょっと高めのランチなど、自分へのご褒美に使っています。(20代 女性 共働き/子供なし 世帯年収1001~1500万円)
・日常の昼食代がほとんで趣味などにはなかなか回せない。(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収801~900万円)
・たまに一人でお出掛けした時や、ママ友との少し贅沢なランチの時に使っています。(40代 男性 共働き/子供あり 世帯年収801~900万円)
4位は、昼食代という結果になりました。お小遣いに昼食代が含まれていて贅沢ができないという意見と、高めのランチをしたり食事で贅沢をするために使っているという意見に分かれました。年収とお小遣いの金額によって、違っているようです。
5位 食事
・カフェが好きなので、よくカフェやレストランに行くのに使っています。(40代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収701~800万円)
・私含め家族みんな食べることが好きなので、美味しいものを買って食べることが多いです。(40代 女性 共働き/子供あり 世帯年収801~900万円)
・ネットで好きな洋菓子を買ったり、催事で好きな食べ物を買っています(30代 女性 共働き/子供あり 世帯年収601~700万円)
・少しリッチなものや食べたい欲求を抑えられないものを食べたい時(50代 男性 共働き/子供あり 世帯年収1001~1500万円)
4位の昼食代とにておりますが、食事にお小遣いを使っている方が多いようです。好きなカフェやスイーツ、いつもは食べない少し贅沢をしたものなど、趣味の一環として食事を楽しんでいるという声もありました。
6位 嗜好品
・たばこやお酒に使ったりしています。すぐなくなります。(40代 女性 共働き/子供あり 世帯年収451~500万円)
・ママ友とのお茶代や一人のときの息抜きのためのスイーツやコーヒー(30代 女性 専業主婦/子供あり 世帯年収351~400万円)
・ビールや焼酎など、自分が楽しむためのものに主に使っている。(60代 男性 専業主婦/子供あり 世帯年収~200万円)
・お酒代、タバコ代、ガソリン代などです、ヘソクリはなかなか貯まりませんね。(70代 男性 専業主夫/子供あり 世帯年収601~700万円)
嗜好品で特に多かったのが、お酒、タバコでした。趣味ではないが、生活において重視している人は、お小遣いから支払っているようです。また、車が好きな人はガソリン代などにも使用しているとの意見がありました。
まとめ
お小遣いをもらっている人の8割近くがの人が「毎月3万円以下」という結果になりました。
また、4割近くの人は今のお小遣いに「満足」していますが、「どちらともいえない」「不満」といった声もどちらも3割以上いるため、毎月のお小遣いの金額や年収によって、意見が大きく変わっているようです。
お小遣いの主な使い道、1位は、1位は「趣味・娯楽」、2位は「美容・化粧品」、3位は「飲み会などの交際費」、4位は「昼食代」、5位は「食事」、6位は「嗜好品」でした。今回のアンケート結果で、趣味や食事にお金をかけている人がかなり多いことが分かりました。
年収や生活スタイル、時代の変化によってお小遣いへの満足度も変化をしております。ぜひこの機会に、ご家族でお小遣いについて話し合い、いまいちど見直してみてはいかがでしょうか。